喘息完治法

アルコール誘発喘息

お酒はほどほどにしましょう。

酒は百薬の長とは言え・・・

【目次】

アルコール誘発喘息とは?

アルコールが喘息を誘発するメカニズム

アルコール誘発喘息の予防

アルコール誘発喘息の治療

アルコール誘発喘息とは?

飲酒で喘息!?喘息患者の中には、飲酒後に喘息発作を起こすケースが多く見受けられます。ある統計によると約7割弱の喘息患者にこの傾向があると言われています。

 

この統計結果から飲酒は、喘息の憎悪要因、誘因になり得ると考えられます。

 

喘息発作を誘発する原因の1番は、風邪ですが、その次に多いのが、飲酒なのです。そして飲酒によって起きてしまう喘息をアルコール誘発喘息と言います。

アルコールが喘息を誘発するメカニズム

日本人には、体内でアルコールを分解する際に発生する毒物・アセトアルデヒドを分解する酵素が欠損していたり、不完全になっていたりする人が多いといわれています。

 

このような人が飲酒をすると、アセトアルデヒドによって顔や全身が紅潮したり、動悸がしたりします。同様に気管支の粘膜もむくむため、喘息の症状が悪化することがあります。

 

アルコールは肝臓でアルコールデハイドロゲナーゼ(ADH)という酵素の働きによってアセトアルデヒドに代謝されます。

 

アセトアルデヒドは、さらにアセトアルデヒドデハイドロゲナーゼ(ALDH)という酵素の作用で酢酸に代謝され、代謝された酢酸は炭酸ガスと水に分解されます。

 

日本人の半数は遺伝的にこのALDHの活性が低いとされているのです。このALDHの活性が低い喘息患者では、酢酸への代謝が進みにくくアセトアルデヒドの血中濃度が上昇してしまいます。

 

このアセトアルデヒドは肥満細胞からヒスタミン遊離を促進するため、気道が収縮して喘息発作を誘発してしまいます。

 

アルコールを飲むことによって喘息発作が誘発されたり、顔面紅潮、動悸、吐き気、眠気などの症状が出たりする人は遺伝的にALDH活性が低いという可能性があります。この様な人は採血時に腕をアルコール綿で拭いたときに赤くなることもあります。

アルコール誘発喘息の予防

アルコール誘発喘息を予防するためにはアルコールを飲まないことが望ましいのですが、仕事の接待や付き合い等、どうしても飲まなくてはいけないときもありますよね。

 

そんなときは細心の注意を払って様子を見ながら飲みましょう。特に度数の高いお酒には注意してください。

 

飲酒以外でもブランデーケーキ、ワインゼリーだけでなく、チョコレートケーキ、スポーツドリンク、健康飲料、栄養ドリンクなど多くの食品や飲料にもアルコールが使われていることが多いので注意が必要です。

 

また、この様な素因がある人が気管支炎などの治療薬としてセフェム系の抗生物質を処方されているときに飲酒するとALDH活性がよりいっそう低くなり、喘息発作を誘発することもあります。

 

飲酒の機会が多い喘息患者の場合は、アセトアルデヒドによる気道過敏性の亢進を予防する目的でロイコトライエン拮抗薬を長期管理薬(コントローラー)として追加するといいでしょう。ただし、ロイコトライエン拮抗薬には飲酒後の気道収縮を抑制する作用はありません。

アルコール誘発喘息の治療

重篤な発作は救急車を呼ぶべき飲酒によって発作が出てしまった場合、軽度な発作であれば直ちに飲酒を止めれば自然に治まる場合もあります。または気管支拡張剤を吸入することで治まることもあります。

 

重篤な発作の場合や、飲酒を止めても治まらない場合、または気管支拡張剤で治まらない場合、ステロイドの内服、注射、点滴等の処置が必要です。

 

この場合、直ちに医療機関の受診が必要ですので、場合によっては救急搬送の処置をとってください。

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