喘息完治法

アスピリン喘息

その発作は激烈です。

命にかかわることも

【目次】

アスピリン喘息とは?

アスピリン喘息の特徴

アスピリン喘息の診断

アスピリン喘息の治療

アスピリン喘息の予防

アスピリン喘息とは?

アスピリン喘息の発作は死に至るほど強烈アスピリン喘息とは、アスピリンやロキソプロフェン等の一般的な解熱鎮痛剤(NSAISs)で発作が誘発されるタイプの喘息です。アスピリン喘息という名前から、アスピリン以外の薬なら大丈夫と誤解されることが多いですが、発作を誘発するのはアスピリンに限りませんので注意が必要です。

 

通常アスピリン喘息の発作は、意識を失い程のかなり激烈な場合が多いです。非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)市販品ならバファリン、セデス、ノーシン、飲み薬のみならずNSAIDsが含まれる注射薬、座薬、湿布や塗り薬などでも誘発されます。

 

アスピリン喘息の発作は薬を服用後15分~30分以内、遅くとも120分までに発症します。症状は鼻詰まりや鼻水から始まり、咳や喘鳴(ひゅうひゅうという呼吸音)、呼吸困難が現れます。

 

喘息の症状に加えて、吐き気や腹痛、下痢などの腹部症状を伴うこともあります。こうした症状は半日から1日持続しますが、ステロイド点滴等の適切な処置を施せば、回復します。

 

アスピリン喘息は、成人になってから発症することがほとんどで、小児期に喘息がなかった人が大人になってから喘息症状が現れるようになった場合にはアスピリン喘息の可能性が高くなります。

 

小児喘息にはアレルギー体質が関与するアトピー型喘息が多いですが、アスピリン喘息はアトピー素因がない人にも発症する非アトピー型喘息です。

 

その他、アスピリン喘息には副鼻腔炎や鼻茸を合併することが多いことも知られています。そのため、鼻汁が多い、においを感じにくいなどの症状を訴える患者が多いです。


<解熱鎮痛薬(非ステロイド性抗炎症薬:NSAIDs)の種類>
病院で処方される主なNSAIDs 市販薬の主なNSAIDs
  • アスピリン(バファリン®など)
  • ロキソプロフェン(ロキソニン®など)
  • ジクロフェナク(ボルタレン®など)
  • インドメタシン(インダシン®など)
  • イブプロフェン(ブルフェン®など)
  • メフェナム酸(ポンタール®など)
  • スルピリン(メチロン®など)
など
  • アスピリン(バファリンA®など)
  • ロキソプロフェン(ロキソニンS®など)
  • イブプロフェン(イブ®など)
  • エテンザミド(ノーシン®、新セデス®など)
  • イソプロピルアンチピリン(セデス・ハイ®など)
など

アスピリン喘息の特徴

アスピリン(アセチルサリチル酸)などの非ステロイド性消炎鎮痛薬の投与により、アナフィラキシー様の症状(呼吸困難、血圧低下など)とともに、気管のれん縮が起こり、重い喘息発作から死に至ることもあります。

 

1. 成人喘息の約5~10%を占める。小児ではほとんど見られない。


2. 30~50代に発症。女性にやや多い。(男:女=2:3)


3. ときに意識障害をきたすほどの大発作になり、死亡することもある。


4. 重症で治りにくくなることがある。(重症喘息が半数以上を占める)


5. 鼻茸(鼻ポリープ)や副鼻腔炎を合併していることが多い。


6. 篩骨洞(しこつどう)という副鼻腔の鼻の匂いの神経のところにポリープができるため、嗅覚が低下していることが多い。


7.家族内発症は1%程度であり、遺伝的背景は強くない。


8.発症頻度で人種差や地域差は確認されていない。

アスピリン喘息の診断

アスピリン喘息であるかどうかの診断は、NSAIDs投与後2時間以内に誘発される喘息を確認することでなされます。

 

本症の臨床像で特徴的なのは、90%以上で好酸球性鼻茸副鼻腔炎(鼻茸)を合併し、それによる嗅覚低下を伴いやすいことです。

 

また、鼻茸や副鼻腔炎を伴うことも多いため、副鼻腔のレントゲン写真や、内視鏡にて耳鼻科的に病気による変化があるかを確認することもあります。

 

さらに、確定診断のために医療機関で実際にアスピリンを投与して、喘息発作が出現するかどうかを確認するアスピリン内服負荷試験を実施することもあります。

アスピリン喘息の治療

現代医学で喘息の完治は無理だが寛解なら可能アスピリン喘息の患者は、副鼻腔炎(ふくびくうえん)、特に鼻茸を併発しているケースが多いです。その場合は、喘息の治療と共に耳鼻科で副鼻腔炎の治療も行う必要があります。

 

アスピリン喘息に対する治療は、通常の喘息と同じくステロイド薬による治療が中心です。

 

副鼻腔炎の病態が軽症な患者は、全身的に影響の少ない吸入ステロイド薬の鼻への噴霧、ステロイド液の点鼻などの局所投与で鼻症状をコントロールします。病態が重症な患者はステロイド薬の全身投与が必要になる場合もあります。

 

重症患者は外科的手術が必要な場合もあり、内視鏡下に鼻・副鼻腔手術を行い、鼻茸を始めとする病的粘膜の除去、鼻腔・副鼻腔の換気ルートを確保することが大切になります。

 

ただし手術をしてもフック鼻腔炎が根本的に治るわけではないので、手術後も引き続き根気よく治療を続けることが大切です。

 

アスピリン喘息の患者はさまざまな薬物に対して過敏症があるため、手術に際しては慎重な対応が必要です。

アスピリン喘息の予防

アスピリン喘息の最も有効な予防は、発作の誘因となる物質を避ける以外ありません。

 

基本的にすべての解熱鎮痛薬(酸性)を徹底して避けること、さらに食品・医薬品の添加物を除外することです。

 

NSAIDsの過敏体質は、原則的に一生続くとされています。そのため、喘息の症状が寛解・完治したとしても、発作の誘因となる解熱鎮痛剤は避けるべきです。

 

ダニやほこり等のその他のアレルゲンに反応しなくなっても、解熱鎮痛剤には反応するということもあり得るのです。

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